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価格:¥ 3,990
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人気ランキング : 4,289位
定価 : ¥ 3,990
販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
発売日 : 2003-08-22 |
2002年のカンヌ映画祭においてパルムドールに輝いた『戦場のピアニスト』は、ロマン・ポランスキー監督が指揮することを運命づけられた映画である。幼少時代をナチス占領下のポーランドで過ごしたポランスキー監督こそが、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)の自伝を映画化するに相応しい唯一の人物と言える。ナチスのワルシャワ侵攻を目の当たりにし、死の収容所送りを奇跡的に逃れたシュピルマンは、ゲットーの廃墟に身を隠すことで第二次世界大戦を生き延びる。ナチスのホロコーストを映画化したこれまでの作品とは異なり、主人公の視点から忠実に描写され、ポランスキー監督によって壮大なスケールで戦争を描いた奥行きのある叙事詩となっており、シュピルマンが希望を捨てずに粘り強く生き延びる様子と、彼が逃げ出すことを拒んだ街が徹底的に破壊される様子とを対比して浮かび上がらせている。一切の妥協を排して肉体的、感情的な真実性を追求することにより、『戦場のピアニスト』は希望と精神的純潔性の究極的な調べを奏でている。『シンドラーのリスト』と同様に、人間性の最も暗い部分を描き出した偉大な映画の中の1作である。(Jeff Shannon, Amazon.com)
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戦争映画の真骨頂 |
やはり戦争映画としてはかなりの秀逸だと思う。
ポーランド人のシュピルマンが同じくポーランド人のショパンの重苦しく悲しい曲を弾く。逃亡生活中ではピアノを弾こうと思っても引けない状態が続くのだ。そんな悲惨な生活のなかで、ゲットーの外からはベートーベンの『月光』が聞こえてくる。もちろんベートーベンはドイツの人でそのピアノを引いていたのもドイツ人であっただろう。この対比部分は本当に悲しくなってしまった。
ドイツ人将校の前では、ショパンの人生の縮図とも言われる曲(具体的にはバラード一番)を弾いた。この曲は激しく悲しく重苦しく、時には穏やかなフレーズを含んでいるのだが、曲自体が大幅に省略されてあったのは非常に残念だ。
解放されて最後のエンディングでは、ショパンにしてはホントにめずらしいが、終始明るい曲(アンダンテ・スピアナート)を弾きその感情を表しているのだと思う。
この映画は、もちろん戦争の悲惨さと、その戦争という極限状態においても仲間を裏切るユダヤ人、自分たちに罪悪感を持ち非常に友好的なドイツ人を描き、普遍的に『絶対悪』も『絶対善』もありえない、ということを訴えたかったのだと思う。
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すばらしい戦争映画 |
2002年の映画では一番だ。
シカゴよりもアカデミー賞に近い映画だった。
この映画は一人の人間から見た戦争の話だ。
主人公は戦争という極限状態でユダヤ人が虐殺され、家
族が殺され、仲間が殺されるのを見ていく。
その結果感情を出すことも出来ずに
ただ生きるために追いつめられていく。
最初はドイツ兵をとにかく悪者悪者と描いているが、
ただそれだけの映画ではなかった。
誰でも追いつめられたらああなってしまうのだろうかと
考えさせられてしまう。
こういう戦争映画もなかなか良い。
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迫るものがあります… |
1939年9月に戦争が始まり、ワルシャワが爆撃を受けた時にシュピルマンがピアノを演奏していたところから映画は始まり、戦後になってシュピルマンがオーケストラとの共演で協奏曲を演奏するところで終わるまで、時間軸に沿って淡々と綴られる物語の見せ方は、非常に引き込まれる…時々ピアノの曲が劇中で使用されるが、シュピルマンが渾身の演奏を披露する場面は、最初と最後の他、上述のドイツ将校との出会いの場面だけである…しかし、酷い状態であっても音楽への思いを断つことをせずに、必死に生きる姿は迫力がある…
作中のシュピルマンは、占領が長期化して抵抗と弾圧があり、激戦地となったワルシャワで必死に生き延びようと奮闘する…ボロボロになって隠れていたところをドイツの将校に見つかってしまう後のエピソードは、涙を誘うものがある…予告やコマーシャルでも何度か将校と出会うシーンがあるのだが、作中では終わりに近い辺りで少し出てくるだけである…
「第2次大戦の頃の記憶が残っているのは、現在65歳以上位の人で、少数派になってしまった…」というような今だからこそ、是非観ておいた方が、またDVDなどを大切に持っていて何度も観たいと感じさせてくれる作品だと思う…
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「英雄」ではない主人公 |
この映画がよかったところは、英雄を描いた作品ではないというところ。家族と友人を失っても何もすることができず、ゲットー蜂起にも参加できなかった、運命の前にただひたすら無力な主人公。生き残れたのは奇跡的な運命の巡り合わせだった。当時の悲惨な状況とその中で翻弄される主人公を淡々と描写していく手法がリアリティを感じさせる。
ナチスの将校の中にも良い人はいたし、ひどいユダヤ人もいた。でもそれは考えてみれば当り前なことなのだけど、その当り前のことを映画にできるようになるまでに、戦後から今に至る多くの年月がかかってしまったということには、なかなか考えさせられるものがある。
世界を善と悪に二分したがる傾向というのは、いつの時代にも存在しているが、ここ数年、この映画のように、単純な善悪二元論に依拠しない、戦争を扱った映画が増えてきているような気がするのはきっと良いことだろう。
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石の心から涙を搾り出すような作品 |
ユダヤ人に対するホロコーストを描いた作品は数多くありますが、この作品はその中でも最も悲しく、そして最も心に訴えかけてくるものです。
この映画を見ながらとめどなく流れる涙をこらえる事ができませんでした。
この映画の素晴らしいところは、様々な面から戦争を描いているところです。通り一遍のナチス非情、ユダヤ人可愛そうではなく、ナチスの中にも敵に敬意をしめす心を持った人もいて、ユダヤ人に中に、戦争を利用して人を食い物にする狡猾なことがいたということ。そしてこの二つは敵ではあったけど友にもなれると、
シュピルマンのみならず、家族をアウシュビッツで殺されたポーランド系ユダヤ人ポランスキー監督もこの映画を撮るにあたった様々な葛藤があったに違いありません。そして撮影の間ずっと苦しんだことでしょう。観客もその苦しみの一端を共有しつつ、心にしみじみと深い感動、余韻を残す映画です。